過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage saga]
2011/04/09(土) 23:38:18.24 ID:VvKr18PPo
アステファルコン「なに……?」
コルボー「誰がお前らなんかに……ベースの場所を教えるか!!」
アステファルコン「……美しき覚悟だ。
望み通りスクラップにしてやろう!!」
アステファルコンが両手を広げ力を込める。執行の合図だ。
コルボーは目を堅く閉じてうつむき、体をこわばらせて最期の時を待った。
コルボー(皆、済まない……俺はここまでのようだ。
シエルさん、ミラン兄さん、先にいく不幸を許してくれ……!!)
アステファルコン「ネオ・アルカディアに歯向かった事をあの世で後悔しろ、イレギュラー……!!」
アステファルコンが言葉を言い終わらぬうちに、激しい震動が地響きとともに施設内を襲った。
体勢を保っているのがやっとの地震を、コルボーは目を閉じたままじっと耐えていた。
揺れが収まってから、少し様子がおかしいことにコルボーは気づいた。
こんな音や揺れがプレス機の作動で起こるだろうか。
何より自分は既にスクラップになっていて、意識などないはずだ。
コルボーは恐る恐る顔を上げ、辺りを見回す。
窓など無いはずの施設の中に太陽の光が差し込んで、砂煙がもうもうと舞うのがよく見えた。
そして光の出所に、一人の人間型レプリロイドが立っている。
逆光とエネルギー不足でよく見えなかったが、コルボーはその男がニヤリと笑った気がした。
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