過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/09(土) 23:38:18.24 ID:VvKr18PPo
アステファルコン「なに……?」

コルボー「誰がお前らなんかに……ベースの場所を教えるか!!」

アステファルコン「……美しき覚悟だ。
        望み通りスクラップにしてやろう!!」

 アステファルコンが両手を広げ力を込める。執行の合図だ。
 コルボーは目を堅く閉じてうつむき、体をこわばらせて最期の時を待った。
 
コルボー(皆、済まない……俺はここまでのようだ。
       シエルさん、ミラン兄さん、先にいく不幸を許してくれ……!!)

アステファルコン「ネオ・アルカディアに歯向かった事をあの世で後悔しろ、イレギュラー……!!」

 アステファルコンが言葉を言い終わらぬうちに、激しい震動が地響きとともに施設内を襲った。
 体勢を保っているのがやっとの地震を、コルボーは目を閉じたままじっと耐えていた。
 


 揺れが収まってから、少し様子がおかしいことにコルボーは気づいた。
 こんな音や揺れがプレス機の作動で起こるだろうか。
 何より自分は既にスクラップになっていて、意識などないはずだ。
 
 コルボーは恐る恐る顔を上げ、辺りを見回す。
 窓など無いはずの施設の中に太陽の光が差し込んで、砂煙がもうもうと舞うのがよく見えた。
 
 そして光の出所に、一人の人間型レプリロイドが立っている。
 逆光とエネルギー不足でよく見えなかったが、コルボーはその男がニヤリと笑った気がした。


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