過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)
2011/04/25(月) 00:24:24.31 ID:5e/kp7tuo
 一方通行がコルボーを連れ帰還した後、レジスタンスベースではちょっとしたお祭り騒ぎになっていた。
 もちろん、伝説の英雄が復活しレジスタンスへの協力を約束してくれたことを祝するものだ。
 しかも手土産代りにと言わんばかりに、絶対不可能と言われていたスクラップ処理施設を破壊したことが、
レジスタンスのメンバーたちをさらに過熱させていた。
 その晩は文字通り飲めや歌えやの大騒ぎとなったのである。
 
 ―― 一方、ベースの片隅にはそのお祭り騒ぎを快く思わない者がただ一人存在していた。
  

一方通行「ったく、バカみてェに浮かれやがって……」


 そう、他ならぬ一方通行その人である。
 
 レジスタンスの宴が始まってから、かれこれ一時間ほどたったであろうか。
 一方通行を宴の中心に置いてもみくちゃしようとする中高年型レプリロイド達を振り切り、
ようやく一方通行は廊下の壁に寄りかかり、文句の一つを垂れることができた。

 おそらく戦争以前に造られた地下施設をベースとして利用しているのだろう。
 壁面は薄汚れ、ところどころに銃弾の跡のようなものも残っているが、
その大きさはまだ慣れない一方通行を迷わすのには十分なものだった。

一方通行「とにかく、どこか隠れる場所を探さねェとな……」

 なんとか一人きりになれたとはいえ、どこから嗅ぎ付けてあのオヤジどもががやってくるかは分からないし、
夜風に当たろうと外に出ようものならばネオ・アルカディアにベースの場所を特定されていまう危険性がある。
 
 心なしか重くなってきた体を引きずり、右も左もわからないまま一方通行は歩き始めた。


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