過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2011/04/25(月) 00:56:50.43 ID:5e/kp7tuo
 そう言い残し一方通行は踵を返し、どこへともなく歩き出す。
 しかしその時、一方通行の背中に声が振りかかった。

シエル「待って、一方通行……!! 
 
     どうして人間の私がレジスタンスにいるのか、聞かないの?」

一方通行「つーこたァ、やっぱ何かデケェ理由があンだな」

シエル「それは……!!」

一方通行「……別にそれが何かとか聞きゃしねェよ、俺は。
      悪党がモノ狙う理由なンざ星の数ほどあるからなァ」

 一方通行は再びシエルに向き直り、こわばるその瞳を見据えた。

一方通行「オマエがあのガキに打ち止めのことを全部話したのは、あのガキを信じてたからだろ?
      だったら、それと同じだァ。
      オマエが俺を……本当に信じられるようになったら、話しゃァいい。
     
      ……それまで俺が、オマエのことを信じてやるからよ」

シエル「一方通行……」

 シエルは感じていた。
 打ち止めだけではない。
 
 もう一人、かつてシエルのあこがれであったあの男が――
 
 ――あの男の信念が、図らずも一方通行の中に生きていることを。


シエル「……ありがとう、一方通行」

 既に大きく遠ざかった一方通行の背中に、シエルはつぶやいた。
 

 ―― そして物語は再び『ミサカ』を軸に、大きく動き出すこととなる――




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