過去ログ - 暁美ほむら「最後に残った道しるべ」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/04/08(金) 23:03:15.74 ID:4+5uQgBh0
インキュベーターの赤い眼球がほむらをとらえる。


「暁美ほむら。キミとのお別れの時も近い。だから話そう。ボク自身の秘密のこともね。
キミは今回の戦いを失敗したら、また時間を巻き戻すことを考えるのかもしれないが、
それももう今回までだ。”エンフォーサー”が君の事でこの惑星に注目している。」

「エンフォーサー…?」

そんな単語をインキュベーターの口から聞くのはどの時間軸でも初めてのことだった。

「ボクたちインキュベーターを管理する強制者のことさ。キミらの社会の言葉でいえば、
支配者といえば分かってくれるかい?ボクは感情がないから、自分の意思でこの惑星に
やってきたわけじゃない。エンフォーサーの操作を受けてここにやってきた。」

どうやらそれは、むこうの文明の、インキュベーターより上級で、より強力な存在の話らしい。
孵卵器というハードウェアがあればそれを裏から管理するソウトウェアがいることの揶揄が、
今のインキュベーターの言葉の趣旨のようだ。


「ノルマを達成しないと」

インキュベーターは言った。

「ボクはエンフォーサーから、世にも恐ろしいような籠愛を受けるんだ。暁美ほむら。
ボクはボクで、譲れない理由があるんだよね」



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