過去ログ - 暁美ほむら「最後に残った道しるべ」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/04/08(金) 22:44:47.97 ID:4+5uQgBh0
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ワルプルギスの夜、当日。
見滝原の街は最後の朝を迎えた。
その朝はいつもの一日の始まりと何も変わらない。静かな朝だった。
ヴィクトリア朝風な町並みの、左右の二手に道の分かれたほむらの家の通りも、
同じように静かな朝日に包まれていた。
何も変わらないはずの日常。何も変わらない見滝原の景色。
それが今夜、迎える滅びの運命を知っているのは、制服姿で中学に登校していく
ほむらの一人しかいない。
それでも、ほむらは無表情で、いつものように学生鞄を手に、学校へ足を進めていた。
これからどんなことがあっても、その瞳に宿る決心が濁ることなどない。
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