過去ログ - レイラ「さようなら、真賀田博士」
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52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2011/04/09(土) 17:13:26.47 ID:bjkclqc70
「まったく……玖渚のために少しは情報を集めて来ようかと参加してみたらこれだよ。
昨日のオープニングセレモニー……――形式的なものさえなかったらしいけど――に出てないぼくは自然アウトロー、
とどめに玖渚友が招待されて、参加していることを知っているのが真賀田四季本人だけと来たもんだ」
招待状を玖渚の鞄をひっくり返して見つけ出し、ようやく参加者だと認められたのがつい先ほどのこと。
ちなみに受付嬢が思い出してくれたのはその直後だった。
「なるようにならない最悪(イフナッシングイズバッド)……なんて、まったく大した戯言だよな」
何も知らず、玖渚という名の天才は昏々と眠り続けていた。
二十時間。自ら宣告した通り、寸分の違いもなく彼女は目覚めるだろう。
そして何も変わるまい。彼にはそれが手に取るようにわかった。
自らがゲストとして招待されたパーティの、主催が死んだとしても何も思わない。
なぜなら何も関係がないのだから。
それが玖渚友であり、
それが、彼の理想とするありかただった。
彼は、理想を体現した存在がそこに生きて、青色として在ることを決して認めようとはしないのだが。
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