過去ログ - シークレットゲーム -INDEX- (とある魔術の禁書目録)
1- 20
24:シークレットゲーム -INDEX-[saga]
2011/04/10(日) 14:49:52.33 ID:AgQSkqxh0
「誰……?」

右の通路から聞こえた一言。上条はゆっくりと振り向く。
その少女は、肩の辺りで切りそろえられた黒髪に、ピンクのジャージ姿だった。

「え、えっと……どこにでもいそうな高校生です」
「私は滝壺理后。こんにちは、どこでもいそうな高校生さん」
「いや、今は夜だから! それに俺には、上条当麻って名前がちゃんとあるから!」

咄嗟にツッコミを入れてしまった。

たしかに最初は上条が悪い。誰と聞かれて、どこにでもいそうな高校生と答えた。
だが、常識的に考えると、どこにでもいそうな高校生。という名前の奴はいない。

「かみじょうも『ゲーム』の参加者?」
「ああ、そうだ。てか、この状況で逆に参加者じゃなかったら何なんだ?」
「かみじょう。プレイヤーナンバーとクリア条件と特殊機能おしえて」
「スルーですかっ!? しかも、それ全部教えるのはさすがにダメだろ!」

このピンクのジャージ姿、滝壺さんはルールというものを分かっていないのだろうか。

「例えばだぞ? クリア条件が女の子を襲う、だとしよう。それだと、女の子の滝壺には言えないだろ?」
「かみじょうのクリア条件は女の子を襲う……わかった」
「違う! 例えばの話だから! 俺のクリア条件は『JOKERのPDA取得』だからな!?」

ここまで話をして、上条は気付いたことがある。
故意か自然にか分からないが、上手いこと乗せられてクリア条件を言ってしまったのだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
102Res/59.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice