過去ログ - シークレットゲーム -INDEX- (とある魔術の禁書目録)
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5:シークレットゲーム -INDEX- [saga sage]
2011/04/09(土) 19:56:50.87 ID:qeuXNeZU0
だが、そんな淡い期待も無駄な考えであることが分かった。

「特殊機能……? なんだこれ」

移動した画面には、【特殊機能:半径50m以内にあるジョーカーのPDAを初期化する】と出ている。
急に出てきた『特殊機能』という文字に、上条は戸惑いを隠せなかった。
まるで何かの『ゲーム』のような気がしていたのだ。

「と、とりあえず! 人のアイコンも見てみるべきだな!」

戸惑いを隠すように、『人』のアイコンを選択した。
しかし、こちらはこちらで、上条が目を見張るのに十分な内容だった。

「上条当麻、プレイヤーナンバー『10』?」

プレイヤーという字が表記されている時点で、何かのゲームには間違いないと上条は思っていた。
そして、それを肯定するかのように下には、

「『クリア条件:JOKERのPDA取得』って……」

『クリア条件』と表記されていた。
それはまるで、『ゲームに参加してクリアを目指せ』と言っているようなものだった。
なら上条の他にもプレイヤーはいるだろう。最低でも上条を含め十人はいる計算になる。
しかし、上条のクリア条件には『JOKERのPDA取得』と出ていた。

「ジョーカーって言えば、トランプぐらいしか思い浮かばないな」

もし、トランプに模した数通りなら、『A,2,3と続いて10,J,Q,K、そしてJOKER』までとなる。
つまり十四人のプレイヤーがいることになる。
ならば、十四人のプレイヤーにはそれぞれ『クリア条件』が割り当てられるということだ。

「おいおい、まさかゲームをするためだけに誘拐された? そんなバカな話あるのか……」

上条は考えていた。
今まで、魔術師と戦うことはあった。それはとある少女を守るためであったりする。
だが、ここまで来ると明らかに魔術師の仕業ではない。
周りの近代的な造り、手元にあるPDA、そして首に装着された『首輪』。

「学園都市しか……ないよな」

未だに信じられない状況で、少年はこの建物が学園都市のどこかだと判断した。


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