47: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/10(日) 20:55:05.13 ID:5SfnCg8To
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恭介もすっかり元気を取り戻したため、さやかたちは安心して帰宅することした。
「それにしてもカッコ良かったよね、エガちゃん」まどかが顔を赤らめつつ、嬉しそうに喋る。
さやかにとって恭介が元気になったことは非常に嬉しいことではあるけれども、それが
江頭2:50のおかげだと思うと、なんとなとなく釈然としない思いが残った。
「あの、すいません」
「え?」
受付付近で病院の職員らしき女性が二人に声をかけてきた。
「私ですか?」
「ええ、あの、鹿目まどかさんというのは……」
「あ、私ですけど」
「ああ、よかった。実はある人からこれを渡して欲しいと頼まれたもので」
「これを?」
まどかは、職員の女性からA4サイズの封筒を受け取る。
「何だろう」
そう言いながらまどかは封筒を開け、中のものを出す。よく見るとそれは色紙だった。
「あっ」思わず声を出すさやか。
「エガちゃんのサインだあ」
まどかが受け取ったものは、紛れもなく江頭2:50のサインの書かれた色紙であった。
しかも封筒には、色紙だけなくオリジナルの絵ハガキまで入っている。
「エガちゃん、覚えててくれたんだね。嬉しいな」
まどかは、あの病室で江頭にサインをねだっていた。そしてそれを江頭はしっかり
覚えていたようだ。
「カッコイイじゃん……」
さやかは「負けた」と思ったけれど、同時に心が少し楽になった。
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