過去ログ - 魔法少女まどか☆イチロー
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75: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/04/11(月) 20:51:51.96 ID:YSX7FtLEo
   *


「……っか」

「…………どか」

 誰かの呼ぶ声が聞こえる。

「まどか!」

「え?」

 気がつくと辺りはすっかり暗くなっていた。

 空には無数の星が見える。

 まどかは、自分が公園のベンチに横たわっていることに気がついた。いつの間に寝てしまったのか。

「まどか、よかった」

「さやかちゃん……?」

 まどかはさやかに抱き起こされ、抱きしめられた。ほんのりと彼女の使うシャンプー

の香りを感じる。

「私、魔女の結界にいたはずじゃ」

「それがいつの間にか戻っていたんだ。どうやら、あの二人が助けてくれたらしい」

「あ……」

 よく見ると、学校の制服姿の暁美ほむらと、ユニフォームではなく私服姿のイチローが立っていた。

「あの、ほむらちゃん、イチローさん」

「おっと」そう言うとイチローは何かを持って近づいてきた。

「え? あの……」

「はい」そう言って、イチローは手を出す。

 まどかの手には、黄金色に輝く小さな装飾された宝石のようなものが載せられた。


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