43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/14(木) 20:32:01.19 ID:7k69ZAWm0
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純「おっす、もしもしー?」
その日の夕方、家に帰ってから、私は純ちゃんに電話をした。
憂「あのね、純ちゃん……」
まずは一人であるかを確認して、口外しないように伝える。
純「うんうん。いいけど、なに内緒話って。どうしたの?」
憂「実は。宝くじに当たっちゃって。それでお姉ちゃんとみんなで焼き肉に行こうってなったんだけど」
純「ほう、焼き肉……って、みんなって?」
憂「梓ちゃんと、それから軽音部の先輩たちに、あと和さんも」
純「へー。さわちゃんはいいの?」
憂「……うーん。いちおう誘ってみようかな?」
純「あ、ウソウソ。冗談、同窓会じゃないんだから。で、いつなの?」
純ちゃんは、さわ子先生の話が少し苦手だ。
別にお互い嫌っているというわけじゃないけれど、
なにぶん純ちゃんはまだ大学にいる長老なのだ。
送り出してくれたさわ子先生に対して引け目を感じるのも無理ない。
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