過去ログ - 唯「たからくじ!」
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44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/14(木) 20:34:00.50 ID:7k69ZAWm0

憂「次の日曜のつもり。日程変わったらまたメールするけど」

純「日曜なら平気かな。おごりってことでいいんだよね?」

憂「うん。せっかく宝くじ当たったのに、そんなにけちくさいことしないよ」

純「ま、いくら当たったとかはあえて聞かないけど……大事に使いなよ」

憂「……うん。大事にする」

 じゃあまた、と軽く電話を切られる。
 次は梓ちゃんに電話をかけることにした。

憂「もしもし、梓ちゃん?」

梓「珍しいね、憂から電話なんて」

 確かにそうかもしれない。

 私は主婦の身分だから、働いているみんなに対して遊びに誘おうというのには億劫だ。
 早くみんな結婚して家庭に入ってしまえばいいのに、
 純ちゃんといい梓ちゃんといい、どうにも恵まれていない。

 梓ちゃんに至っては恋愛放棄宣言をして、就職した会社であくせく働いている。
 何が梓ちゃんをそうさせたのかは分からないけれど、おかげで社内では信頼されているらしい。

 実際、結婚をせずに働く男の人は多いのだし、
 いくら梓ちゃんが女の子でも、そういう生き方は大いにアリだと思う。


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