過去ログ - 唯「たからくじ!」
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52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/14(木) 20:46:59.55 ID:7k69ZAWm0

 ただ、なにか新しい仕事を始めるためのお金ならある。
 お姉ちゃんが手術を受けても、1億円は尽きない。

 どこか田舎の安い土地に家を建ててそこで働いたり、
 広い土地を買い、田んぼをつくるのもいい。
 マンションかアパートを買い、家賃収入で暮らすのもいいだろう。

 そのための勉強は、今度こそきちんとやろう。

憂「ん〜……」

 体をよく伸ばし、ベッドを降りた。

 シャワーを浴びて着替え、朝ごはんの支度をする。
 そのうち、もぞもぞお姉ちゃんが起き出した。

 お姉ちゃんがしゃんと目を覚ましてから朝食を食べ、
 宝くじの券を持って、銀行に向かった。

 案の定、次の日にまた来ることになったけれど、日曜日まではまだ余裕もある。
 私たちは快く頷いて、その帰りにちょっと高い鉄板焼き屋さんでランチをとった。

 それから家に帰って、余ったお金をどういう風に使おうかと相談した。
 相談というにはあまりにボケボケしてて、子供の夢の語らいのようだったけれど。

 三時にはお菓子屋さんでフルーツタルトを買ってきて二人で食べ、
 あとはワインの残りをあけ、ずっとお姉ちゃんに唇をふさがれていた。


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