44: ◆qE9xJWndOc[saga]
2011/04/24(日) 13:14:01.54 ID:Ph332PTt0
きっと、マミも覚えているのだ。あの魔法少女のことを。
そして、そんなマミがまどかを助けた理由……。
まどか「ごめん、なさい」
声が震えた。
きっとこの人は知っている。魔法少女が消えたとき、そのときそこに誰がいたのかを。
まどかはなぜかそんなふうに感じ、恐くなった。悔しくなった。
マミ「えっ?」
マミが驚いたようにまどかを見た。
深く深く頭を下げたまどかの目から涙が零れ落ちる。
まどか「(そうだ、私以外にもあの人のことを覚えている人がいて……その人にとっても大事な人で。私は、なのに)」
マミ「……鹿目さん」
静かな声がした。
顔を上げると、声と同じく静かな表情でまどかを見詰めるマミと目が合う。
そこには憎悪も怒気も含まれては居なかった。
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