30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2011/04/17(日) 21:45:30.50 ID:kFidVDyl0
「残っている血痕に関しては後でこちらが清掃にあたります。これにて第一〇〇二九次実験を終了します。と、ミサカは粛々と宣言します」
「…………次は誰だ。オマエか?」
「――――――当ミサカの製造番号は10031です。従って次の実験ではなく、次の次の実験時にミサカが貴方のお相手を務めます、一方通行。と、ミサカは研修を兼ねた回収任務であることをアピールしながら答えます」
はきはき答える10031号と名乗った少女を、一方通行は無感動に見やった。
彼女の製造番号はイコール一方通行がこれまでに出会ってきた少女の数になる。
それだけ同じ顔を見続けていれば、対象への興味が薄くなっても不思議ではないだろう。
それでも、彼の視線には有象無象を見やるものには無い何かが含まれている。
心中を測らせぬまま、一方通行が言った。
「そォか。呼び止めて悪かったな」
「いえ、問題ありません。では、と、ミサカは一方通行に対して一声かけて帰還することにします」
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