過去ログ - 百合子「これで私の130連勝ね」美琴「128勝2引き分けよっ!訂正しなさいっ!」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2011/04/18(月) 02:57:17.86 ID:hflxQzlu0
能力を使えばともかく、素の運動神経は皆無な百合子と、普段はもっぱら格ゲーばかりをやり、ダンス方面はからっきしな当麻。
結局、数面プレイだけでゲームオーバーになってしまったが、二人はへとへとになりながらも不思議な満足感を味わい、顔を見合わせて満足そうに笑い合った。

「次はどれにする?」

「さすがに連チャンはきついから、今度は体を動かさない奴にしようぜ」

「じゃあ、あれがいい!」

先ほどのまでの疲れを感じさせないはしゃぎっぷりで、百合子は当麻の袖を引っ張りながら指差したのは、もはや説明が不要なほど日本中で流行し定着したクレーンゲーム。

「UFOキャッチャーね、あんまり常時不幸なスキル持ちの上条さんに期待しないで欲しいんですが」

「まーまー、一回ものは試しにやってみようよ?」

昔からこの手でゲームで景品をゲットした記憶が皆無な当麻にとって、あまり気乗りがしないタイプのゲームだったが、彼女に頼まれた手前、渋々と首肯する。

「……ン。じゃあ、やってみるか、マジで期待しないでくれよ?」

「私、あのクマのぬいぐるみがいいなー」

「わかった、わかったから袖をひっぱるのはやめてくれっ」

当麻の弱気な言葉が耳にまったく入ってないのか、無邪気に指でブルーのテディベアをさしておねだりする百合子。
女子高生とは思えないほど幼げな彼女の様子を見ながら、当麻はふと自分にもし妹がいればこんな風だったのかなと思い浮かべた。



「で、出口のちょうど地点で、クマの腕が引っかかって落ちてこないだと……不幸だ」



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