過去ログ - 殺戮の先の絶対能力者(レベル6)
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 07:29:18.82 ID:rpUb36e40
まぁ、ついでに殺っておけばいい。

怪物こと、一方通行はその程度に考えていた。

しかし、少年こと、上条当麻は臆することなく言葉を続ける。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 07:29:57.88 ID:rpUb36e40
遡ること、数時間前。

「絶対能力進化計画・・・?」

ビリビリ中学生、御坂美琴の部屋で、上条は怪しげな資料を見つけた。
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 07:30:23.63 ID:rpUb36e40
ふと上条は、昼間に出会った御坂妹のことを思い出す。

彼女たちが殺されていいはずがない。

たとえクローンだろうと、量産可能な作りものだろうと、そんなものが理由になるはずがない。
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 07:30:49.78 ID:rpUb36e40
「おまえ、何様?」

一方通行がからかうように尋ねる。

しかし、上条は怯むことはない。
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 07:31:23.92 ID:rpUb36e40
「なんで、ここにいるのですか・・・。と、ミサカは問いかけます・・・」

虫の息だった御坂妹が、不思議そうな顔で問いかけてくる。

その後も御坂妹は、実験動物がどうとか、量産ができるだとか言っていた。
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 07:31:49.76 ID:rpUb36e40
とにかく、自分がすべきことはすでに決まっている。

上条は、ゆっくりと一方通行の正面に立った。

こいつを倒して、全てを終わらせる。
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 07:32:19.36 ID:rpUb36e40
「うわあああああああああああ!!!!!」

背中に強い衝撃を感じる。

上条は吹き飛ばされてコンテナに叩きつけられていた。
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 07:32:48.31 ID:rpUb36e40
「さァて、そろそろ終わりにするとすっかァ」

一方通行の手が近づいてくる。

この手が触れれば、恐らく上条は死ぬだろう。
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 07:33:16.25 ID:rpUb36e40
その後、形勢は逆転した。

上条の右手なら。反射の影響を受けずに殴れるからだ。

このまま殴り続ければ、いずれは一方通行は力尽き、実験は中止となる・・・はずだった。
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 07:33:53.81 ID:rpUb36e40
「ぐあああああああああああああ!!!!!!!!!!」

上条がゆっくりと地面に倒れる。

左肩には、小石が深々と突き刺さっている。
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2011/04/18(月) 07:34:20.50 ID:rpUb36e40
いつの間にか、幻想殺しの弱点が見抜かれていた。

一方通行は攻撃を近距離から遠距離に切り替えたようだ。

第一位だけあって、頭の回転も速い。
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