過去ログ - ほむら「もう絶対に諦めない」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/04/19(火) 00:15:13.36 ID:XCwvBlUYo

口から零れる言葉に、けれども自分の心は動いてくれない。
諦観の根はあまりに深く、私の心を貫いてしまっていた。


以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/04/19(火) 00:15:59.85 ID:XCwvBlUYo

時計が教えてくれたでもない。
予兆を感じたわけでもない。
ただ経験が、タイムリミットを宣告した。
今も泣き続ける少女を胸から離して立ち上がる。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/04/19(火) 00:16:33.62 ID:XCwvBlUYo



「かつてあなたも、同じ場面で同じことを言ったわ」

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/04/19(火) 00:17:27.79 ID:XCwvBlUYo

ほむらちゃんを止めることはできなかった。
窓から飛び去った彼女は、もう遠くに影を見ることすらかなわない。
呆然と立ち尽くすこの身の無力が、ただただ恨めしい。

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/04/19(火) 00:18:08.75 ID:XCwvBlUYo

彼女は、私を契約させないためにずっと戦い続けてきた。
そんな彼女の願いを、私は台無しにしてしまえるのか。

答えは出ない。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/04/19(火) 00:18:47.67 ID:XCwvBlUYo

ワルプルギスの夜は、やはりとても敵う相手ではなかった。
今までに一人きりで戦ったこともあったが、今回はそれにも増してひどかった。
まどかの部屋で泣き続けたせいか、ソウルジェムは既に鈍色に濁ってしまっていて、
赤子の手をひねるように、叩き潰されてしまった。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/04/19(火) 00:19:30.08 ID:XCwvBlUYo



(幾重にも重ねたループの結末が、これなんてね)

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/04/19(火) 00:20:24.74 ID:XCwvBlUYo


満身創痍の身に響いた声は、家にいるはずのありえない声。
こんな姿を見せてしまった自分の弱さを呪う。

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/04/19(火) 00:21:25.17 ID:XCwvBlUYo

「キュウべぇ!」

「私は魔法少女になる!私の願いは、」

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/04/19(火) 00:22:23.59 ID:XCwvBlUYo


ソウルジェムが黒く染まっていく。

それは事前に聞いていたこと。だから、覚悟はできていた。
以下略



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