125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/04(月) 23:32:36.95 ID:f7tmztaC0
警告にも似た悪寒が背中を滑り落ちた気がした。
梓は言った。
梓「本当に大丈夫ですか?
勉強だったらいいですけど……無理はよくないですよ?
唯先輩は今までそんなに勉強してないんだから、身体がびっくりしちゃいますよ?」
自分の不安をごまかすかのように、梓は殊更茶化すように言ってやった。
唯「あ、ひどいよ〜あずにゃん」
梓「だって、そんな簡単にクマなんてできないでしょう?」
唯「あはは、たしかにね〜」
唯と適当に会話をしつつ、梓は頭の中で必死に考えていた。
唯に心配をかけたくはない。
しかし、誰かに頼らないととてもじゃないが、『この状況』を突破できるとは思えなかった。
梓の逡巡が間もなく眉に現れようとしたときだった。
「――助けてくれっっ!」
ほとんど悲鳴と変わらない叫び声が梓の耳に届いた。
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