137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/07/05(火) 21:51:09.82 ID:dvpy/Kvx0
【2011/5/24/PM 1:46】
鈍色の雲の群れが間もなく太陽を覆い隠そうとしていた。
律の言ったとおり、その神社には人っ子一人いなく酷く閑散としていた。
神社を囲い込む針葉樹林が、風になびいてざわざわと音を立てる。
唯はその音がなんとなく未来日記から発せられるノイズの音に似ていると思った。
梓「でも、どうして澪先輩が……」
神社の祭壇の階段に腰かけた梓がぽつりと声を漏らした。
梓「あの、警察に相談するというのはダメなんですか?」
律「信用してもらえないもしれないだろ。それに……」
祭壇の柱に背中を預けた、律が言った。
一見リラックスしてるようにも見えなくもない。
律「警察沙汰にはできればしたくない。
なんとかして、澪を説得したいんだ」
唯「りっちゃん……」
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