147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/07(木) 22:50:43.87 ID:R0NCsjfB0
本の数十秒前、憂が澪の鉄パイプを受け止めたとき以上に澪の目が見開かれる。
だが、その表情は驚きから来るというより、むしろ喜びから来ているように憂には思えた。
そう、獲物を見つけた狩人のように。
澪「その未来日記という単語を知っているってことはつまりはそういうことなんだな」
憂「……はい」
澪「なら、まずは律はあとだ!」
澪が再び鉄パイプを振り上げる。
風を切る音をともなってパイプが憂目がけて振り落とされる。
今度は憂は受け止めるという行為には出なかった。
咄嗟に横に跳ぶ。
間一髪。
甲高い音。地面を滑る憂の陰を砕くかのように、鉄パイプが地面を穿つ。
一瞬だけできたスキを狙って憂はこぶしを澪の顔面めがけて振るう。
ナイフで切るような真似はしない。
ここで澪に死なれては困るからだ。
この未来日記サバイバルゲームを勝ち抜くための情報を得るためにも、澪には生きていてもらわなければ困る。
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