153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/08(金) 01:24:40.28 ID:LTvAahyA0
【2011/5/24/PM 1:56】
憂は仰向けで倒れたままになっている澪を見下ろした。
はっきり言って澪は強かった。
だから、手加減をするのをやめた。
確かに澪は強かったが手加減しなければ殺すことは十分できる相手だった。
そうだ。
自分は死ぬわけにはいかないのだ。
自分が死んでしまったら誰が姉を守る?
自分が死んでしまったら誰が姉の世話をする?
約束したんだ。
お姉ちゃんは必ず守る、と。
憂はナイフを振り上げた。
あとはこのナイフを澪ののど元に向けて振り落とせばそれですべてが終わる。
ナイフを、振り下ろす。
澪「――!!」
不意に澪が勢いよく転がる。
ナイフはぎりぎりで澪を殺さなかった。
憂「っち……しぶとい……!」
憂は舌打ちする。
が、その間に澪は体勢を整えていた。
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