192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/31(日) 00:05:20.42 ID:3Wus9MuA0
憂の手のひらが開いていく光景が異様にゆっくり見えたのは、はたして錯覚なのだろうか。
彼女の手中にあったコインは表を向いて鈍い光を放っていた。
澪は最初、それがなにかを理解できなかった。いや、コインが表であるこてゃ理解はできたがそれがどうして表を向いているのかわからなかった。
なんで、という自分の声が遠くから聞こえてくるようだった。
憂「……賭けは私の勝ちですね」
澪「……んで?」
澪は言った。
澪「なんで未来日記が当たらない……?」
憂「簡単な話ですよ」
憂は踵を返すと、梓に向かって指示した。
憂「梓ちゃん、もうお姉ちゃんの耳を塞がなくていいよ」
唯「う、い……?」
唯が目を白黒させる。憂は大げさに、いかにも悲痛そうな顔で言った。
憂「あああああ! コインが裏だって澪さんにあてられて負けちゃった!!」
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