過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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218
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◆ySV3bQLdI.
[sage saga]
2011/06/20(月) 00:17:37.15 ID:QCYXacFwo
揃って串刺しにされ、磔にされた使い魔たちの身体は弛緩し、やがて霧散した。
壁に突き刺さった剣を、力を込めて引き抜く。あとは起き上がらんとする残りの影と、転がっていた髭面に剣を振り下ろして終わり。
楽なものだ。
怒涛の攻勢を凌いだ鋼牙は、ふーっと大きく息を吐いた。それでも息は乱れておらず、肩はゆっくり一定のリズムで上下する。
以下略
219
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/06/20(月) 01:14:24.91 ID:QCYXacFwo
至近距離まで接近した影に発砲するが、弾丸は逸れた挙句、何にも当たらず壁にめり込む。
機敏な目標の動きに合わせて調整する照準が、固定されたまま引き金を引いてしまったのだ。
即座にミスを修正すべく、もう片方の銃を撃つ。
ガチン! という撃鉄の音だけが空しく響いた。
以下略
220
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/06/20(月) 01:16:58.00 ID:QCYXacFwo
ちょっと重いですし、修正したい部分が見つかったので、今日はここまで。
書き溜めがほとんど出来てなかったのもあります。
埋め合わせは明日か明後日には必ず。
221
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]
2011/06/20(月) 01:34:42.03 ID:Mp8Zf1/00
乙
相変わらず脳内再生率がパネェっす
222
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2011/06/20(月) 16:45:44.26 ID:dBHVszEoo
キテター!乙!
今回も臨場感ある文章で牙狼の殺陣が脳内再生されるww
ほむほむのピンチをさらっと救う鋼牙さんパねぇ、流石は守りし者やで
223
:
◆ySV3bQLdI.
[sage saga]
2011/06/21(火) 20:12:06.95 ID:4d2N5u8jo
深夜か、もしかすると明日になるかもしれません
224
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]
2011/06/21(火) 20:28:20.16 ID:1gfPEENRo
おk
225
:
◆ySV3bQLdI.
[sage saga]
2011/06/22(水) 23:51:38.64 ID:s8ZlDB9io
悲鳴を聞いた途端、ほむらの動きが精彩を欠いたのは、鋼牙も感じていた。
その様子から、おそらく彼女の知り合いであろうことも。
ほむらが、「あっ!」と声を発した瞬間、鋼牙は動きだしていた。
そして彼女の前に滑り込み、魔戒剣を一閃。振り返り様、その腕に張り付いた髭面に剣を突き刺した。
以下略
226
:
◆ySV3bQLdI.
[sage saga]
2011/06/22(水) 23:54:35.35 ID:s8ZlDB9io
「……!」
彼の端的な言葉にほむらはハッと目を見開いたが、すぐにその目は毅然と鋼牙を見返し、首を縦に振る。
口下手な彼とは行き違いもあったが、今度こそ、ほむらはその真意を理解した。
以下略
227
:
◆ySV3bQLdI.
[sage saga]
2011/06/22(水) 23:56:01.62 ID:s8ZlDB9io
――これで借りは返した、か……
敵の数を減らしておいてくれたのだろう。何せ、敵は随分と大量に放たれているらしい。
今も独りになった鋼牙を取り囲み、妖しく蠢いている。
以下略
228
:
◆ySV3bQLdI.
[sage saga]
2011/06/23(木) 00:00:48.59 ID:D6KQr6vAo
「ありがとう。あなたたちがキュゥべえを助けてくれたのね」
そう言って、マミはまどかとさやかに礼を告げる。にこやかな彼女の態度に、二人は戸惑いながら頷くばかりだった。
今がどんな状況で、ここがどこかも関係ないかのよう。その、あまりに普通な応対も、凄まじく場違いに思える。
この異常な空間で、謎の怪物はまだ遠巻きにこちらを窺っているというのに。
以下略
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