過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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294: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/17(日) 23:48:10.52 ID:fVXxj72Eo
遅くなりました
17時からノンストップで書いてたのに結局いつもの時間
その分、いつになく長いですが投下します



295: ◆ySV3bQLdI.[sage saga]
2011/07/17(日) 23:49:51.28 ID:fVXxj72Eo

 その横顔に胸が締め付けられた。

――あたしは大丈夫。だから、まどかは先に逃げて。
 そう言えたなら、どれだけかっこよかっただろう。 
以下略



296: ◆ySV3bQLdI.[sage saga]
2011/07/17(日) 23:51:54.10 ID:fVXxj72Eo

 一歩一歩、踏み締めるように歩く。ゆっくりではあったが、確実に前に進んでいた。
 二、三歩進んだあたりで、ジャリッと破片を踏む音と気配に振り向く。
 まさか、あの怪物だろうか。マミの必殺技を受けて、生きているのなら――そういえば、マミはどうなったのだろう。
 揃って戦々恐々としていると、
以下略



297: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/17(日) 23:52:37.87 ID:fVXxj72Eo

――これなら大丈夫かもしれない。
マミさんとほむらちゃんが力を合わせて、あの怪物を倒してくれて、きっと家に帰れる。いつもの日常に帰れる。
 あ、でもその前にさやかちゃんを病院に連れて行かなくちゃ。
 明日になったら、マミさんとほむらちゃんにお礼を言って、それから、それから――
以下略



298: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/17(日) 23:54:42.99 ID:fVXxj72Eo

*

「ふぅ……行ったわね」

以下略



299: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/17(日) 23:56:09.65 ID:fVXxj72Eo

 どうせ留まって戦うと決めた時点で、生き残れるとは思っていない。数秒の違いで覆せる戦力差とも。
 足の傷も同じ。治療すれば攻撃に回す分の魔力が減る。
 ならば後先など考えず、この身体が動く限り戦うのもいい。

以下略



300: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/17(日) 23:58:26.77 ID:fVXxj72Eo

 人を守ると言いながら、人を見ていない。大事なのは人ではなく役割なのだ。
 魔女と戦う使命に疲れただの、本当は嫌だなどと苦悩していても、執着せずにいられない愚かな自分を知った。
 これを歪みと言わずして何と言おう。

以下略



301: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/17(日) 23:59:09.74 ID:fVXxj72Eo

 キュゥべえは説得を諦めたのか首を横に振り、

「そうか……わかったよ。さよなら、マミ」

以下略



302: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/18(月) 00:00:44.89 ID:+Mm03LLgo

*

 ほむらは握り締めた拳を震わせた。
 満身創痍のマミを見たほむらに、最初に沸き起こった感情。
以下略



303: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/18(月) 00:02:56.57 ID:+Mm03LLgo

――私のミスだ。そのせいで、何もかも手遅れになってしまった。
 私はこんなふうに他人に依存する人間だったろうか。
 私は、いつからこんなに愚鈍で他力本願になったの?
まるで昔の私のよう。あの時からまったく変わってないじゃない……!
以下略



304: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/18(月) 00:04:08.11 ID:+Mm03LLgo

*

「あ、ほむらちゃん……どうしたの? マミさんは……」

以下略



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