過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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324: ◆ySV3bQLdI.[sage saga]
2011/07/24(日) 23:46:38.50 ID:p/nmQMuUo

 子供の頃、訳もわからず怯えていた。
 例えば星も月もない夜。
 押し入れのような閉じた暗闇。
 黒一色に塗り潰された空間。
以下略



325: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/24(日) 23:48:47.54 ID:p/nmQMuUo
 
 私自身にも否定できないのだ。
 そんな薄汚れた魂胆と、悪魔のような打算が、心の奥底に潜んでいるかもしれないことを。
 まどかを連れて逃げた瞬間は意識していなかったものの、決してないとは言い切れない。
 私は今、考えてしまったのだから。意識した瞬間、それは生まれる。
以下略



326: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/24(日) 23:49:54.88 ID:p/nmQMuUo

 助け起こすと、鼻と膝を赤く擦りむいたまどかが笑った。
 まどかは引きずられる覚悟で、力を抜いて全体重を預けた。
そんな状態で手を放されれば転ぶに決まっている。
 何故、そんなことを――決まっている。そうでもしないと止まらなかった。
以下略



327: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/24(日) 23:50:50.31 ID:p/nmQMuUo

「駄目よ。行かせないわ」

 だからと言って、死ぬとわかりきっている場所へ戻らせはしない。
彼女の意志がどれだけ強かろうが、現実は変えられない。
以下略



328: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/24(日) 23:52:21.14 ID:p/nmQMuUo

「黙りなさい」

 キュゥべえに拳銃を突きつける。これ以上、こいつに喋らせてはいけない。
 ほむらにとって、まどかの死と同じく絶対に防がねばならない事態。
以下略



329: ◆ySV3bQLdI.[saga]
2011/07/24(日) 23:53:17.96 ID:p/nmQMuUo

 素早く連続した足音を耳が拾う。
 視界の端を、韋駄天の如き速さで白い影が駆け抜けた。
 こちらに気付いていないのか、気付いていて構う暇もないのか、分岐路から高速でほむらたちが来た方向へ去っていく。

以下略



330: ◆ySV3bQLdI.[sage saga]
2011/07/24(日) 23:56:41.71 ID:p/nmQMuUo
一旦ここまで。深夜にもう少し行ければ行きます
でなければ明日か明後日
土日と体調が優れず(というか単にずっと眠気が取れず)全然進んでなくて申し訳ありません



331:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/07/25(月) 00:06:13.50 ID:6Gywjl960
乙。体調不良ならば仕方が無い。御大事に


332:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/25(月) 00:15:52.46 ID:V7uWZQRQo
乙乙。
この時期体調崩すと大変だからお大事に。


333: ◆ySV3bQLdI.[sage saga]
2011/07/25(月) 01:09:08.97 ID:K+hgXWFWo
お気遣いありがとうございます
それと、またコピペミスです。
>>328>>329の間に

*
以下略



334:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/25(月) 01:44:13.55 ID:DRi4o5rSO
作者殿乙であります。

何事も体が基本、無茶は禁物ですよ。


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