過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
↓
1-
覧
板
20
553
:
◆ySV3bQLdI.
[saga]
2011/10/03(月) 00:13:26.28 ID:Hlrx5e4jo
そういえば、零は一昨日にも言っていた。
使い魔でも人を喰う。結果、世間に不安が広がれば余計な仕事が増える、と。
今思えば、心の闇に憑くと言うホラーを指していたのだ。
仕事の利害の不一致。人の道を説かれるよりは、よほど納得できる。
できるはずなのに――。
あんこ「っ! それはテメーが気軽に力を使えるからだろ! あたしはやらなきゃなんないんだよ!
それに、やったからって誰に褒めてもらえる訳でも、ご褒美をもらえる訳でもないんだよ! あんたとは全然違うんだよ!!」
杏子は激昂していた。
自分でも何がムカつくのかわからない。何もわからないほどイラついている。何もかもが気に食わない。
目の前でこれだけ怒鳴っているのに涼しい顔のこいつも、チクチク刺さる奇異の視線も、
テーブルに並んだ甘ったるいデザートの数々も。
けど何より腹立たしいのは、思考に反して零の答えに落胆し、制御を離れた自分自身の心。
「俺もリスクがないわけじゃないけど……ま、概ね同意だな、特に後者は。
"あいつ"ならともかく、普通は仕事としてそれだけに専念できて報酬を得られるのと、無償とじゃあ天と地の差だし。
けど……」
零はまったく動じず、人差し指を突き付けてきた。
「俺が訊きたいのはそこ。何で、やんなきゃならない?
一人で生きていくのに魔法があれば便利、それは理解できる。
けどさ、命懸けて戦うことと秤に掛けて、果たして釣り合うもんかな?」
「何が言いたいんだよ……!」
「そこまでグリーフシードに拘るからには、何か他に理由があるんじゃないのってこと。
例えばさ、願い事だけ叶えてもらって、「はい、さようなら」ってのはできないのか?
ソウルジェムが濁って魔法が使えなかろうが、もう戦わないなら必要ないよな?」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/669.12 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1303399266/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice