過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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721
:
◆ySV3bQLdI.
[saga ]
2011/11/18(金) 02:22:46.00 ID:a7u3xc3Yo
返事はない。
僅かではあるが息を切らし、汗を散らし。
零は目に見えて疲弊していた。壁を交互に跳び移る速度も心なしか落ちている。
以下略
722
:
◆ySV3bQLdI.
[saga ]
2011/11/18(金) 02:33:15.79 ID:a7u3xc3Yo
「ちぃっ!」
面食らったのは零だ。
既に身体は宙にある。どれほどの身体能力を持とうとも、
以下略
723
:
◆ySV3bQLdI.
[saga ]
2011/11/18(金) 02:41:43.66 ID:a7u3xc3Yo
*
杏子自身、薄々だが知り始めていた。
本心では届かないことを望んでいるのだと。
以下略
724
:
◆ySV3bQLdI.
[saga ]
2011/11/18(金) 02:52:18.01 ID:a7u3xc3Yo
*
槍を固く握り、零を見やる。
まだ、勝負は付いていない。
以下略
725
:
◆ySV3bQLdI.
[saga ]
2011/11/18(金) 03:05:50.97 ID:a7u3xc3Yo
「ふっ……!」
と、短く息を吐いて零が動いた。身を縮めるでもなく、大きく回転して逃れるでもない。
緩やかに、四肢をそれぞれの方向に対応させる。
以下略
726
:
◆ySV3bQLdI.
[saga ]
2011/11/18(金) 03:12:32.93 ID:a7u3xc3Yo
完敗だ。
以下略
727
:
◆ySV3bQLdI.
[saga ]
2011/11/18(金) 03:24:17.81 ID:a7u3xc3Yo
*
先に察知したのは零だった。
杏子が気付いたのは、かつてなく緊迫した表情を彼が浮かべてから。
以下略
728
:
◆ySV3bQLdI.
[saga ]
2011/11/18(金) 03:31:12.31 ID:a7u3xc3Yo
*
その頃、杏子は迷っていた。
以下略
729
:
◆ySV3bQLdI.
[saga ]
2011/11/18(金) 03:42:34.91 ID:a7u3xc3Yo
こんな呆気ない、つまらない偶然で勝利を得てしまっていいのか。
実力で彼を捩じ伏せ、超える実感をこそ求めていたのに。
納得できない勝利と納得できる敗北では、後者の方が価値があるのではないか。
そして、前者の場合は決してやり直しが利かないのだ。
以下略
730
:
◆ySV3bQLdI.
[saga ]
2011/11/18(金) 04:17:34.31 ID:a7u3xc3Yo
*
夕陽の反射が眼に差し、咄嗟に目を瞑る。
キィン――と、高音が耳に遠い残響を残す。
以下略
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