過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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722: ◆ySV3bQLdI.[saga ]
2011/11/18(金) 02:33:15.79 ID:a7u3xc3Yo

「ちぃっ!」

 面食らったのは零だ。
 既に身体は宙にある。どれほどの身体能力を持とうとも、
以下略



723: ◆ySV3bQLdI.[saga ]
2011/11/18(金) 02:41:43.66 ID:a7u3xc3Yo



 杏子自身、薄々だが知り始めていた。
 本心では届かないことを望んでいるのだと。
以下略



724: ◆ySV3bQLdI.[saga ]
2011/11/18(金) 02:52:18.01 ID:a7u3xc3Yo



 槍を固く握り、零を見やる。
 まだ、勝負は付いていない。
以下略



725: ◆ySV3bQLdI.[saga ]
2011/11/18(金) 03:05:50.97 ID:a7u3xc3Yo

「ふっ……!」

 と、短く息を吐いて零が動いた。身を縮めるでもなく、大きく回転して逃れるでもない。
緩やかに、四肢をそれぞれの方向に対応させる。
以下略



726: ◆ySV3bQLdI.[saga ]
2011/11/18(金) 03:12:32.93 ID:a7u3xc3Yo


 完敗だ。


以下略



727: ◆ySV3bQLdI.[saga ]
2011/11/18(金) 03:24:17.81 ID:a7u3xc3Yo

*

 先に察知したのは零だった。
 杏子が気付いたのは、かつてなく緊迫した表情を彼が浮かべてから。
以下略



728: ◆ySV3bQLdI.[saga ]
2011/11/18(金) 03:31:12.31 ID:a7u3xc3Yo

*

 その頃、杏子は迷っていた。

以下略



729: ◆ySV3bQLdI.[saga ]
2011/11/18(金) 03:42:34.91 ID:a7u3xc3Yo

 こんな呆気ない、つまらない偶然で勝利を得てしまっていいのか。
 実力で彼を捩じ伏せ、超える実感をこそ求めていたのに。
 納得できない勝利と納得できる敗北では、後者の方が価値があるのではないか。
そして、前者の場合は決してやり直しが利かないのだ。
以下略



730: ◆ySV3bQLdI.[saga ]
2011/11/18(金) 04:17:34.31 ID:a7u3xc3Yo
*

 夕陽の反射が眼に差し、咄嗟に目を瞑る。
 キィン――と、高音が耳に遠い残響を残す。

以下略



731: ◆ySV3bQLdI.[saga ]
2011/11/18(金) 04:20:34.51 ID:a7u3xc3Yo
ここまで。もう1レス投下するつもりでしたが、明日に
長引きましたが、これで一応の決着
やっぱりくどいような気がしますが
今後とも精進しますので、お付き合い頂ければと思います



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