過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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845: ◆ySV3bQLdI.[sage saga]
2012/01/16(月) 00:57:09.39 ID:oMWjRI4do

*

 マミの説明にさやかとまどかは、相槌を打ちながら感心したり、身を強張らせたりと、様々な反応を見せた。
 対して鋼牙は黙って耳を傾け、ほむらに至っては聞いているのかいないのか、終始無表情だった。

「と……とりあえずはこんなところかしら」

 話し切ったマミは紅茶を飲んで息をついた。
 マミの話をまとめるとこうなる。

・魔法少女は願いと引き換えに魔女と戦う使命を課される。その契約の証がソウルジェム。
・魔法少女は願いから、魔女は呪いから産まれる。魔法少女は希望を、魔女は絶望を振り撒く。
・魔女は通常その姿は見えず、負の感情を人に植え付け、自殺や犯罪に追い込む。
・魔女は結界を作り、姿を現すことはない。

 鋼牙はマミの説明を反芻しながら、ずっと考えていた。
 腑に落ちないことが多過ぎる。
 昨夜から抱えていた疑問のいくつかは解消されたが、代わりにより多くの疑問が生じてしまった。
 それでも、さやかやまどかのように、説明の途中で質問を挿んでいては話が進まないので黙っていたのだ。
 
 鋼牙は質問をまとめてマミに尋ねようとしたが、そこへさやかが割って入った。

「ねぇ、マミさん。放しに出てきたキュゥべえって、昨日いた猫みたいな動物のことだよね?」

「ええ。本当はキュゥべえも居ると良かったのだけど。
私の部屋を選んだのは、ここなら確実にキュゥべえが捕まると思ったからなの」

 でも、いないなら仕方ないわね。
 そう言ってマミが締めようとしたところへ、

『僕を呼んだかい? マミ』

 中性的な声が届いた。


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