過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
1- 20
881: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/02/01(水) 01:51:21.75 ID:weY8SMNVo

「えぇ!? ど、どこにホラーが……」

 まどかはもちろん、自分の思考に没頭していたらしき他の三人も一斉に鋼牙に注目する。
 特にさやかの反応は顕著で、一瞬で顔色を青くして、じりじり後退った。

『おい、いいのか鋼牙?』

「構わん」

 ザルバの問いに鋼牙が短く答えると、ザルバは暫しの沈黙の後、語り出す。

『……わかった。その通り、俺様はホラーだ。指輪になっちゃいるが、本当の身体は魔界にある。
俺は鋼牙と契約し、魔導輪の役目を果たす対価として鋼牙の命を喰ってるのさ』

「命を食べてる……」

 震える声で、まどかが反芻する。
 さやかが、また少し遠ざかる。
 マミが僅かに腰を浮かせ、ほむらは声もなく目を見開いた。
 各々、反応は違えど一様に怯えを表している。唯一、キュゥべえを除いては。

『ホラーを探すにはホラー。魔界の怪物を倒すには魔界の金属、ソウルメタル。
蛇の道は蛇ってな』

 ならば、魔女を倒すには――いや、決めつけるのは早計だろう。
 ザルバの話を聞きながら、鋼牙は脳裏に浮かんだ予想を振り払う。
自分の常識だけで考えるのは危険だと思い直したばかりだ。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/669.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice