過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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884: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/02/01(水) 02:14:39.63 ID:weY8SMNVo

 もし、人ならぬ彼が人を守ると言うなら、それなりの理由があるはず。
 自らと同族の安全であれば、正体を語らない以上わかるはずもない。
 或いは、他に魔女を倒させることで得られる利益でもあるのか。

 ただ、偏見かもしれないが、キュゥべえは単純な善意で動くようには見えなかった。
 何らかの合理的理由が必ずある。
 根拠はなくとも、確信はある。

「質問に追加だ。お前がどうやって人間を魔法少女に変えているのか。願いを叶えているのか。
それだけの力を持っていて、どうして自分で戦わないのか」

 幾度となく切り結びながら、相手の思考を読み、最適のタイミングで攻撃を繰り出す。
 舌戦も、この点においては剣を用いての戦いと同じ。

 どこまで斬り込んで、どこまで斬り込ませるか。
 退くか、進むか。
 攻めるか、守るか。
 そして今、鋼牙は深く斬り込んだ。しかし――。 

『君たちに理解できる言葉で説明するのは不可能だろうね。
僕は彼女たちの内なる力を引き出しているに過ぎないよ。願い事も、彼女たち自身の素質に依るところが大きい』

『つまり、お前はお膳立てをしているだけ、と言いたいのか?』

『そう取ってもらって構わない。僕自身に戦う力は備わっていない』




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