過去ログ - まどか「黄金の……狼……」 牙狼―GARO―魔法少女篇
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932: ◆ySV3bQLdI.[ saga]
2012/02/19(日) 01:50:29.31 ID:thheYmzFo

 と、マミは部屋の時計を一瞥するなり、

「あなたたち、これから少し時間はあるかしら」

 まどかとさやかに向けて言った。最初に見せた、穏やかで優しげな物腰で。
 突然の問いに二人は顔を見合わせ、ぎこちなく首肯した。
 するとマミは両手を合わせ、

「それなら魔女退治を見学してみない? 魔法少女の戦いを直接見ておいた方がいいと思うの」

 まるで買い物に誘うみたく気軽に声を掛けた。

「えぇっ、これから……ですか?」

「そんな急に言われても、あたしも心の準備が……」

 怖気づく二人にマミは苦笑した後、安心させる為に微笑んだ。

「なんて……いきなり言われても驚くわよね。無理にとは言わないわ。心の準備も必要でしょうし。
でも、危険だという認識さえあれば、あなたたちは付いてくるだけでいいのよ」

 二人は暫し考え込んでいたが、判断に迷っているようだった。
 そのうち困り果てて意見を仰いだのか、まどかはほむらを、さやかは鋼牙を見る。

「どういうつもり……?」

 語気を荒げることこそなかったが、ほむらは強くマミを睨んでいた。
 まったくの同感だった、ほむらが訊かなければ、鋼牙が訊いていた。

「あら? あなた、まだ居たのね。聞いての通りよ。
どうするにせよ、一度見ておかないと判断もつかないでしょう?」



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