過去ログ - とあるミサカの愛情狂気
1- 20
3:団子屋
2011/04/23(土) 04:22:04.98 ID:jz2aUBi80
彼女がそう返すと一方通行は先ほどの……彼が電話をしていた
相手のことを苦虫を噛み潰したような表情で彼女に聞いてみた。



「あっそォですかァ、……後よォ、そのあいつは何か言ってたかァ?」

「……はて、あいつとは?とミサカは白々しくはぐらかしてみます」

相変わらず性質が悪い、そう思いながら一方通行は苛立ちを隠す
ことも無く舌打ちをして言葉を続けた。


「チッ、どうせてめえらはMNWで知ってんだろうがァ。15064号のことだ」

その名前が彼の口から出たときに一瞬彼女の表情が強張った。
一方通行は彼女の表情を見て少々後悔をしていた、そして彼女は力の無い声でこう答えた。


「……情緒不安定でしたよ、この世の終わりみたいに嘆いていました、とミサカは俯いてみます」スッ

「一方通行に嫌われた、もうダメだ、どうしよう、とものすごく悲しんでいましたよ。しかし今は大分落ち着いて
 散歩しているみたいですが……」

「……そうかァ、悪かったな」

「それはミサカに対してですか?それとも妹たちにですか、とミサカは真剣な表情で一方通行に聞いてみます」

「全員だ、オレも頭にきてたから言い過ぎちまったなぁ。すまねェ」ペコッ

「ミサカ…では…のですね」ボソッ

「ン、なんか言ったかァ?」

「いいえ何でも無いです、とミサカは誤魔化してみます」

「……全然誤魔化せてねェぞ」

「さてミサカはそろそろ家に行くのでここで失礼します」

(誤魔化しやがったこいつ…)

「では、また会いましょう一方通行」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
82Res/36.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice