過去ログ - 上条「だから改めてお前に誓う。俺は御坂美琴とその周りの世界を守る。」
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:
たくま
[sage]
2011/04/24(日) 00:34:00.88 ID:4Az5UeA+0
「水流使い…なんですの?」
「……それに近いかな。」
「よくわかりませんが……助けていただいてありがとうございますの…。正直かなり危なかったですの……。」
「……あっちにも結構人数いたしな。今は伸びてるけど。」
少年は、そう言って横の建物の窓を指さす。
なるほど、あの中に男の仲間がいて、気絶している、ということか。
「御協力、感謝致しますの……。でも一般人がこんなこと……危険ですの!今回限りにして下さいまし!」
「君だって一般人だろ……。」
「わたくしは風紀委員ですの!」
そう言って、白井は腕の腕章を見せつける。
「じゃっじめんと?」
少年は、わからない、といった表情を見せた。
「じゃ、風紀委員を御存じありませんの?!」
「………。何かのごっこするのは構わないけど、こんな危ないとこでやるもんじゃないでしょ……。」
「ごっこじゃありませんの!!仕事なんですの!!」
「…………俺もう行くね。」
少年は、付き合ってられない、といった様子で立ち去ろうとした。
「ま、待ってくださいまし!事情聴取が……。せめて名前だけでも教えて下さいまし!!」
「それはできない。」
「な、なんでですの?」
「あんまり知られちゃいけないからね。」
少年は白井に背を向ける。
「それじゃあ。」
「!! ま、待ちなさ…!」
僅か一瞬の間に、少年は消えていた。
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