過去ログ - 上条「だから改めてお前に誓う。俺は御坂美琴とその周りの世界を守る。」
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49:たくま[sage saga]
2011/04/24(日) 21:12:20.23 ID:QV22E1W50


「あとひとつ必要なもの、か…。」


とある自販機のある公園のベンチ。
上条当麻は、土御門からの情報を思い出し、考えを練っていた。
土御門によれば、新型の幻想御手には魔術が関わっている。
必要なものは「曲」と「何か」であり、「曲」は鉛筆のようなもの、「何か」は紙のような役割だ、ということだった。


「ってことは何だ?専用のイヤホンやヘッドホンを使う、とか……?」


つまり、そのような形の「霊装」。
なるほど、そもそも最新鋭の電子データがが魔術の一部として成り立つのだから、イヤホン等の形をした霊装があってもおかしくはない。
どうも「魔術」というと古典的なイメージがあるが、意外とそんなことはないのかもしれない。


「ていうか、魔術だってんなら……その幻想御手ってのを使った人間に右手で触れれば効果が消えるのか?」


上条は己の右手を見る。
幻想殺し。
どういうわけか、上条が生まれつき持っている、力。
科学側でも魔術側でもイレギュラーな存在、ということらしい。


「でも聞いた話じゃかなり出回ってるって話だからな……。キリがねぇ。」


一人ひとり右手で触れて解決することもできるだろうが、どうも現実的ではない。


「となると…。」


やはり、もうひとつの「何か」を見つけ、インデックスに仕組みを探ってもらうのがベストだろうか。
インデックスの脳には、十万三千冊の魔導書が記憶されている。
その知識を応用し、見た魔術の仕組みを瞬時に見抜き、それを乗っ取ることも、解除することも意のままだ。
無論知識のお陰だけではない。
彼女以外の人間が同じだけの知識量を持っていたとしても、彼女のようにはなれないだろう。



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