過去ログ - 上条「だから改めてお前に誓う。俺は御坂美琴とその周りの世界を守る。」
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50:たくま[sage saga]
2011/04/24(日) 21:12:49.81 ID:QV22E1W50



才能。

たった一言で済んでしまうのだが、インデックスは紛れも無い、魔術の天才なのだった。
元々魔術とは才能の無い者のためのいわゆる「裏技」みたいなものだ、という話を聞いたことがある。
才無き者のために作られた「魔術」の天才。

聖人という奴もだが、なんとも矛盾した話である。


「ちょろっとー。何ひとりでブツブツ言ってんのよ?」

「ん、美琴か。」

「で?幻想御手について何かわかったんでしょ?」


幻想御手の情報が得られた。
そう彼女にメールで伝えたら、直接会って詳しいことを聞きたい、と返ってきた。
そこで、いつもの公園のベンチで待ち合わせをしていたのだ。

いざ会ってみると、魔術のことをどう伏せて話そうか不安になる上条。

ええい、ままよ。

なるようになるだろう。
上条は、割とアバウトである。


「ああ、どうやら……『曲』らしいな。」

「曲……。また曲なのね……。」

「そういや前回のも曲だったんだっけ?」

「うん。共感覚性を利用して、聴覚からの操作で脳波のパターンをいじくるものだったのよ。」

「……イマイチよくわかりませんです。」

「はぁ……。まぁアンタが理解できるとは思ってないわよ…。」

「……中学生に負けるとは……。」

「いつものことでしょ。……今回も曲なら、サンプルさえ手に入ればワクチンはどうとでもなりそうね。前回のワクチンも曲だったし。」

「前回は曲だけだったのか?」

「そうだけど……どうしたの?」

「どうやら今回のは曲の他にもうひとつ必要なものがあるらしいぞ。」

「? なんなのよそれ?」

「それはまだわからないんだけどな。とりあえず聞いた話を説明するぞ。」




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