過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
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190:>>1 ◆/yjHQy.odQ[saga]
2011/05/25(水) 02:39:17.27 ID:GV8Tfe4AO
アレハンドロ『ばっ……馬鹿な……!』

グラハム「……私の」

アレハンドロ『このアレハンドロ・コーナーがッ!?』

グラハム「勝ちだ!」

特殊システムによる稼働機体は、システムの中枢たる頭部を失えば活動を停止する
グラハムの読み通りアルヴァアロンの動きは止まり、力無くその四肢を投げ出し無重力に浮かんでいる
ところどころから火花を噴き出し、魂が抜けるかのように元の金色に戻り、プレッシャーも掻き消え完全に沈黙した

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アレハンドロ「……う……」

焼け焦げたコクピット。血の雫と砕けた破片が舞っている
電力の集中した頭部を破壊されたことによる逆流が生み出した惨事に、アレハンドロは力無くシートに寄りかかっている


アレハンドロ「こんな馬鹿なことが……私は、世界を手にする資格を持った……!」

リボンズ『やぁ、アレハンドロ』

アレハンドロ「!?」

爆裂した破片に傷つくアレハンドロに、何者かが声をかけた
それは半壊したモニターに映る青年リボンズ、そして彼の肩の上に顎を乗せ無邪気に笑う少女プルツー
両者共に、端麗なその面持ちに侮蔑を浮かべアレハンドロを見下していた

プルツー『あ〜ぁ、酷い有り様だ。全く見てらんない』クスクス

リボンズ『そう言ってやるもんじゃないよプルツー、彼は十分働いてくれた』

アレハンドロ「リ、リボンズ、何を……」

リボンズ『ご苦労様アレハンドロ。貴方は最後までいい道化でしたよ……』



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