過去ログ - マリーダ「了解、マスター」グラハム「マスターとは呼ぶな!」二機目
1- 20
938:>>1 ◆FnwJR8ZMh2[saga]
2011/11/24(木) 14:58:22.38 ID:weZ121dAO
二つの足音が分かれ、ゆっくりと遠退いていく
それでも言葉を発した唇に、温もりが何時までも残っているように感じた

グラハム「…………」

立ち止まった、扉の前
少し戸惑いながら開閉ボタンに手を伸ばした
気後れする心を映すかのように、扉はゆっくりと開く
奴は、其処にいた

ヤザン「……よう、随分と遅かったな」

グラハム「そうかな? 私としては、少し早いくらいのつもりだったのだが」

ヤザン「はっ、言ってくれるぜ」

大きなソファーの真ん中で、不遜に陣取りウイスキー片手に不敵な笑みを向ける金髪の男
上半身は裸、身長は自身より頭半分ほど抜けているだろうか
大柄で逞しく、荒々しさを随所から滲ませた野性的な男という印象だ

ヤザン「ヤザン・ゲーブル大尉、ライセンサーだ」

グラハム「グラハム・エーカー、階級は少佐。ライセンサーだ」

ヤザン「敬語は使うべきですかな、少佐殿?」

グラハム「最初に使わなかったんだ、同じライセンサーとして同格扱いで構わん」

ヤザン「そりゃ助かる」

向かいに座ると直ぐ杯を一つ勧められる
軽く手を振り断ったが、ヤザンは嫌そうな素振り一つ見せずに杯を引いた
既に瓶の中身は半分ほど無くなっているのに、酔った様子は全く見られない


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/608.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice