過去ログ - なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」
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◆LFImFQtWF6
[saga]
2011/04/29(金) 00:44:12.74 ID:x+3bL0DL0
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「はぁはぁ。な、んで。逃げるのよ」
「当たり前だろ」
俺とビリビリはベンチに座っていた。
2人の間には大量の不気味なタイトルのジュースの缶。
俺が逃げたのと、この缶の山には関係がある。
実は、ビリビリが電気を流した瞬間、
自販機が煙を噴き、缶を歯止め無く吐き出した。
だから、逃げた。
結局、俺の二千円は蘇るどころか、人殺し専用缶ジュースとなって生まれ変わった。
どうすんだよ……これ。
苺おでんとか……新手のいじめか?
「アンタさぁ。一々逃げ腰になんないでよ」
「なんだよ急に」
「アンタはこの超電磁砲こと、御坂美琴に勝ったのよ? そのアンタがそんなだと、私がその程度ってことになるじゃない」
……勝った?
なにで?
ま、まさか、喧嘩でこいつをぼこぼこにしたとかじゃ、ないよな?!
それだったら、俺サイテーじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁ。
「何悶えてんのよ」
「――あら? お姉さま」
「うげっ。黒子……」
ビリビリの視線を追うと、ビリビリ同じく常盤台の女の子がいた。
でも、あれ? この子……。
「ま、まさか。お姉さま。殿方と密会する為に?」
「違うわよ!!」
ビリビリと俺との間に、そのツインの少女が、割り込んできた。
「初めまして、殿方さん。わたくし、美琴お姉さまの露払いをしている白井黒子と申しますの」
へぇ、白井黒子……ねぇ。
「お姉さまにちょっかいを―――」
でも、服装とかも違うし……。
遠くでよく見えなかったけど。
髪留めが同じっぽいしなぁ……。
「だから違うって、いってんでしょーがぁぁあ!!」
ついにビリビリが痺れを切らし、白井に電撃を放つ。
けど、消え……
「ですわよねぇ。わたくしのお姉さまに限って」
いつの間にか、街灯の上に居た。
空間転移(テレポート)?!
まさか。
「なぁ、白井」
「……」
「お〜い」
「気安く名前呼ばないで欲しいですわ」
「じゃぁ、ツインテール」
「串刺しにしてよろしいですの?」
じゃぁ、なんて呼べと?
「で? 何ですの?」
「お前昨日……変な杖持って獣と格闘してたか?」
「げっ、あれをご覧になられたんですの?! いますぐ忘れなさい!! あれは、白井黒子の人生の汚点ですのよ!!」
「いや、俺的にはちょいかっこよかった気もしなくも無い」
「そんなわけありませんわ。兎に角。お忘れにならないと言うなら、この鉄針を頭の中に転移して……」
なんて、物騒な。
まぁ、忘れるか。死にたくないし。
白井は俺を睨むとまた、テレポートで消えた。
「アンタ、昨日黒子に会ったの?」
「いや、会ったと言うより、目撃したってだけ」
「そう――」
「――お姉さま?」
またか?!
――あれ?
二度目の「お姉さま」に、声の主を見ると、
それは、ビリビリと瓜二つの少女だった……
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