過去ログ - なのは「とある科学の」 当麻「魔法少女」
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851: ◆LFImFQtWF6[saga]
2011/08/14(日) 19:51:01.49 ID:Ig/0OqC60
「っ……」
重い瞼を開けると、目の前には天井が見えた。
私の家の寝室だった。
重い半身を起こすと、布団の上に白いタオルが落ち、
頭に痛みが走った。
吐き気がする。
視界も、なんだか歪んで見えた。


「お、おい! 馬鹿。起きるな!」
ドアを開けて入ってきた誰かが、
そう怒鳴り、私の体をベッドに押さえつけるように戻す。
「誰? ユーノくん?
黒い髪の毛だから、クロノくんかな?」
ぼんやりしたシルエットにそう問いかけ、苦笑する。
「私、全部なくしちゃった。
ヴィヴィオがいて、当麻がいて。
そんな生活は夢だった」


そこにいる人は黙って私の手を握る。
私はその人に軽く微笑み、続けた。
「ヴィヴィオがフェイトちゃんの家にいる。それは良いの。
でも、でもね?
当麻が、当麻が居ないの。
たとえ夢だったとしても、当麻がいないのは耐えられない。
嫌なの。怖いの。
当麻が居ない世界なんて……私は――」


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