31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[saga]
2011/06/29(水) 01:32:18.81 ID:635HP48X0
錬金弟子「どうしてですか! 兄さんはそこにいるのに!」
錬金弟子「師匠の悪事が証明されたのに!」
勇者「俺はそうは思わない。男さんは?」
男「確かに物証がない限り、証明とは言えない。だが……」
勇者「俺には、それで十分だ」
勇者「まぁ仮に、本当に錬金師さんが錬金兄弟子さんを殺したとしても、俺はそこの錬金兄弟子さんを蘇生させるわけにはいかない」
錬金弟子「どうして……!」
勇者「妹弟子が自分のために罪を犯したのに、自分の復讐だけに執着している。妹弟子の事なんて、眼中にない」
勇者「今のあなたはそういう風に見える」
錬金弟子「そんな事はない!」
錬金兄弟子「そうだ。俺はいつだってお前を想っている」
勇者「言葉ではどうとでも言えるさ」
錬金兄弟子「言葉だけじゃない。本当の事だ」
魔剣〔――妙案がある〕
勇者「じゃあ、こうしよう」
勇者「俺はあくまであなたを疑っている」
勇者「仮にあなたの言う事が本当なら、蘇生は諦めるんだ。そうすれば、責任を持って錬金弟子さんを錬金師さんの魔の手から守ろう」
勇者「しかし、蘇生を諦めないならば、あくまで俺はそれを阻み、錬金弟子さんを殺す」
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