336:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[saga]
2012/08/29(水) 01:46:32.33 ID:pD8F2EEI0
騎士「仲良くやっているなら良い。抜け道で入って来てるくらい、問題にならなければ私は許す」
盗賊「話がわかる奴で良かったぜ」
騎士「だが、またその抜け道を誰かに漏らさないよう気を付けろ。何処を使ったかは知らないがな」
盗賊「わかってる。何なら王宮に続く裏道全部教えてやっても良い」
騎士「ふむ……いや、私は遠慮しておこう。しかしまたの機会にでも大臣様くらいには教えておいても良いだろう」
盗賊「白姫には?」
騎士「あまり姫様を呼び捨てにしては……。必要とあれば大臣様からお教えになるだろう」
盗賊「納得した」
騎士「……ああ、そうだ。君は勇者と関わりがあるのだったな」
盗賊「あいつがどうかしたのか?」
騎士「ああ。姫様から特別に任務が与えられるから、明日にでも謁見しに来るように伝えてくれ。今日でも良い」
盗賊「特別、ねぇ。突然って事はさっきの話と関係があるのか?」
騎士「そうだな。君も行くか?」
盗賊「……いいや、勇者に頼まれても遠慮するな。今回は、用事が出来たんだ」
騎士「ふむ。そうか。黒の国で活躍してくれた君達がいれば心強いと思ったのだが」
盗賊「そりゃ残念だったな。ここに来たのも暫く顔を出せねぇって伝えるためだったんだ」
少女「えっ」
盗賊「後で詳しく話す」
盗賊「勇者には今日中に伝えておくから、心配すんな」
騎士「ああ、頼んだ」
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