367:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県)[saga]
2012/10/04(木) 23:24:55.65 ID:23tTgEDd0
白国王「だからわしも困っておってな。いざ討伐、と乗り出すのは良いが」
大臣「赤鷲騎士団団長を筆頭に自団より数人精鋭を選ばせては?」
白国王「赤鷲? 白蛇ではないのか?」
大臣「白蛇の団長は策略家ですから。このような戦闘には赤鷲の団長のような前衛派がよろしいかと」
白国王「ふむ……ではそうしよう」
大臣「ですが、戦力的にも不安ではないかと……」
白国王「一個小隊くらいで良いか?」
大臣「それは多すぎでは!?」
白国王「騎士団長が指揮するならば大丈夫であろう。相手は魔物の主だ。戦力は多い方が良い」
白国王「十五人ずつ程、近接兵と魔法兵を用意しよう」
勇者「白国王様!」
大臣「おっと、すまぬな。お主達はもう帰っていいぞ」
勇者「私もその討伐に向かわせてもらえないでしょうか」
騎士「わ、私もお願いします!」
大臣「……ふむ、兵卒とは言え二人とも稀代の才をもってるからな。どうしましょう?」
白国王「却下」
勇者「どうしてですか!?」
白国王「確かに才はある。が、まだまだ未熟だ」
白国王「わかったなら、帰るのだ」
勇者「……」
白国王「お主の無念はわかる。だが、思い詰めるでない」
白国王「二人は暫く休んでおけ」
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