537:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/04(金) 01:10:36.22 ID:IzPgY/Rc0
修験者B「と言ってましたけど」ガサガサ
修験者A「見つからないな。まさか罠の配置を記した紙はなくて、ずっと閉じ込めておく気では」ガサゴソ
修験者B「怖いこと言わないで下さいよ!」
修験者A「ごめん」
修験者A「でも、本当にあるのかな。あまり物もないのに、隠せる場所なんて……」
修験者B「そうですね。今まで私達が気付かなかったのもおかしいです」
修験者B「と言う事は、本当にないんじゃ……!」
修験者A「食えない男だな。何が本当で何が嘘かわからなかった」
修験者A「そのせいで、実際見てない罠も信じるしかなかったわけだけど」
修験者B「あの殺気は本物でしたからね……」
修験者B「でも、どうしましょう。このまま見つからなかったら」
修験者A「どちらかが死ぬ覚悟で罠地帯に進むしかないね」
修験者B「見つかると信じましょう!」
修験者B「物陰になくても、案外埋まってたりするんじゃないですか?」
修験者A「!」
修験者B「その場合、小屋の中全部掘り返すしかないですね」
修験者A「そうか。地面の中か。それなら僕達が今まで気付かなかったのも頷ける」
修験者B「えぇっ、まさか本当に全部掘り返すんですか?」
修験者A「その必要はないよ。よーく見れば……」
修験者A「あった! ここだけ土の質が微妙に違う。何かを埋めた証拠だよ」ザクザク
修験者B「ここは、彼の席ですね。座った時に足で隠しながら土を固めていたわけですか」
修験者A「本当、ただ者ではないね。……これが件の紙切れだな」ガサガサ
『罠なんて仕掛けてねぇよ』
修験者B「……」
修験者A「本当に、食えない男だよ」
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