536:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/04(金) 00:51:59.37 ID:IzPgY/Rc0
修験者B「それにしてもここに閉じ込められて最も不思議なのは、あなたの技術ですね」
修験者B「この腕なら危険なんて殆ど知らずに生きる道もあったのに」
盗賊「人生人それぞれってこった。てめぇらだってそうだろうが」
修験者A「我々はルナンの使徒。この道より他に幸福はない」
盗賊「これだから聖職者って奴は嫌なんだ」
修験者A「それで、僕達はこれからどうなるんだ? 後何日同じ生活しなければいけないのかな」
盗賊「んー、そうだな……」
盗賊「そろそろ解放するぞ」
修験者B「本当ですか!」
修験者A「……嘘じゃないだろうね」
盗賊「嘘じゃねぇ」
修験者A「じゃあ、罠のない道筋を案内してもらうよ」
盗賊「それもねぇな」
修験者A「何!?」
盗賊「俺は先に出る。ついてきたら、てめぇらの足にナイフを刺してやる」
修験者B「なら、どうしろと言うのですか! 殺さないと言うのは、嘘だったのですか?」
盗賊「殺すつもりがねぇのも本当だ」
盗賊「実は、この小屋のどこかに紙切れを隠しておいてある」
修験者A「紙?」
盗賊「察しの通り、紙には罠の配置を書いておいた」
修験者B「そんなのがあったんですね……」
盗賊「後はわかるな。それを探して、自力で脱出しやがれ」
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