728:名無しNIPPER[saga]
2014/12/25(木) 03:38:39.83 ID:Esz6tqlF0
――調査陣営
「ほ、報告、報告!」
調査兵「何だ、慌ただしいな」
「それが、竜が一匹こちらに向かってててっ!」
調査兵「少し落ち着……何!?」
ビュオオオオオッ
調査兵「この暴風、まさか既にここまで来ているのか!」ダッ
「そ、外は危険です!」
「竜が……竜がぁぁああ!」
「うわぁああああ!」
「駄目だぁ……もう終わりだぁ……」
調査兵「慌てるな! 冷静に対処を――」
黒竜「……」バサッバサッ
ズウゥゥゥン…
調査兵「――まじかよ」
黒竜「えっ、近い方が良いと思ったのだが」
伍長「だからって何で陣営の真ん中なんですか! みんな混乱してしまってるでしょう!」
黒竜「ううむ……」
調査兵「……ん?」
勇者「おっ、そこにいるのは調査兵さん!」
騎士「すまない。騒がせてしまったな」
調査兵「これはどういうことですか!」
調査兵「本当に厄介な」ボソッ
伍長「それは私から説明します」
調査兵「これが勇者様と騎士様の成果か?」
伍長「そうですね。それにつきまして、報告もありましたので寄らせていただきました」
調査兵「……どこかへ行く予定があったのか?」
伍長「力の街へ。勇者様達には先に向かっていただくつもりです」
調査兵「こいつは竜に乗ったのか」ボソッ
伍長「え?」
調査兵「いや、何でもない。……ところで、一人知らない人間がいるようだが」
魔法師「……目が合った」グッ
勇者「そうあからさまにフードで隠すと怪しいぞ」
伍長「竜側の協力者です」
調査兵「そうか。では報告を聞こう」
調査兵「勇者様達はどうやら決めている様子。先に行くと良いです!」
勇者「ああ、わかってくれてありがたい!」
黒竜「良い選択をしてくれることを期待している」
バサッバサッ ビュオォォォオオッ
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