751:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/15(水) 22:55:25.54 ID:pt44Gv6b0
騎士「自分が、強者?」
黒竜「まさか。竜族と人族は根本的に違うのだぞ」
雀竜「あの姿は、そうとしか思えないのよ」
雀竜「自分の手にかかれば、いつでも人間をどうにでもできることを確認するように」
雀竜「嬲って、弄って、壊して――」
雀竜「終わった時にはどこか、ほっとしてた」
蠅竜「竜は人より強い。これは生態的にどう考えても当たり前だけど」
蠅竜「例外の前例がある」
黒竜「……英雄王か」
雀竜「その時の相手が、青竜の父親だしね」
蠅竜「あくまで推測だけど、それが頭に過ぎる出来事を青竜が見たんじゃないか」
黒竜「十年前の力の街で、か」
蠅竜「雀竜の話を聞いてそう考えただけさ。合ってるかどうかは知らないよ」
雀竜「それで、その推測が正しいとするなら、簡単に殺せない人間には固執するはず」
雀竜「その役目を、勇者さんと騎士さんの二人にやってもらいたいの」
勇者「つまり……囮ってことだな」
雀竜「嫌な役割と思うけど、そうなるわね」
魔法師「だから私は無理なのね。顔が割れてるから」
雀竜「ええ」
魔法師「まぁ、知られてなくても私なら断るけど」
黒竜「それが妥当だろうな」
騎士「魔法師は戦力になるのでは?」
魔法師「単純な攻撃力だけなら、って話」
魔法師「遠距離から魔法を撃つくらいなら私も役に立てるけど」
魔法師「囮みたいに接近前提の話は無理。私ならすぐ殺されるよ」
魔法師「今まで死んでいった人達と全く変わりなくね」
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