752:名無しNIPPER[sage saga]
2015/04/15(水) 22:56:12.65 ID:pt44Gv6b0
勇者「そ、それなら俺達も同じなんじゃ……」
雀竜「私だって無理は言えないわ。いくら強いと言っても、あなた達は人間」
雀竜「私達とは生まれが違うから、それが賢い判断っていうのはわかる」
雀竜「でも、あなた達二人は攻撃面、防御面から見て一番可能性がある人間だと思ってる」
蠅竜「断られると作戦を練り直さないといけないのも事実だけどね」
雀竜「余計なこと言わないの」
騎士「……私はやろう」
雀竜「ありがとう。でも、もう少し考えなくてもいいの?」
騎士「これも騎士の役目だ。戦争が終わった今、敵国だろうと騎士としての役割を真っ当するのが道理」
騎士「それが私の道だからな」
魔法師「おお、流石、格好いいね」
勇者「それなら俺も引き下がるわけにはいかなくなるな」
勇者「正直、怖い。でもここで退いたら、『勇者』の称号が泣く」
勇者「何より、ここまで関わってしまったからには見ない振りはもうできないだろう」
雀竜「そう言って貰えると助かるわ」
黒竜「しかし、策がもうあるとはな。集まってから話すものだと思っていたが」
蠅竜「昨晩協力者のことを話したら、黒竜が認めた人間ならと言い出してね」
雀竜「少なくとも魔法師くらいには使えると思ったのよ」
魔法師「でも、勇者達は何をすれば良いの?」
魔法師「囮って言っても、すぐに食いつくとは思えないけど」
騎士「青竜の居場所に乗り込むか?」
黒竜「それはわざとらしいな」
勇者「街を歩いて、釣れるのを待つのが得策か?」
雀竜「そう。特にあなた達なら歩いてもらうだけでいいわ」
雀竜「そうすれば、青竜は自分から現れる。きっとね」
903Res/728.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。