849:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 16:35:21.43 ID:fHfiBKAF0
盗賊「そうだ。情報屋から頼りがあったぜ」
男「どんな?」
盗賊「巨人の風車の話だ。問題なしだとよ」
盗賊「むしろ狙い通り事が進んでるって話だ」
盗賊「巨人本来の人当たりの良さもあって、町の一員と認められつつある」
盗賊「風車の運用も好調だとよ。麦粉を使った料理で栄えるはずだって」
男「それは楽しみだな。暫くしたらもう一度行ってみたいもんだ」
盗賊「そうだな」
盗賊「だがな、知ってるぜ」
男「何を?」
盗賊「てめぇらの船、そろそろ直るんだってな」
男「……いつから知ってた」
盗賊「蓮花の町から帰ってすぐだっただろ。連絡入ったのは」
盗賊「時空なんとかっていう所からだな。前も通信があったろ」
男「いないと思って黙ってたんだが」
盗賊「いたぜ。扉一枚隔ててな」
男「まぁ、聞かれて困るわけでもないし良いか」
盗賊「直ったら帰るんだろ?」
男「帰らない」
盗賊「……何だって?」
男「女さんと一緒に帰る。彼女が生きている限りね」
男「女さんは駄々をこねて居座るかもしれない。それもまぁ良いだろう」
男「俺も研究成果が欲しいし、こっちの生活にも慣れたしな」
男「それに彼らの方法じゃ直らないんだよ」
盗賊「直らない? どういうことだ」
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